実力を知る。
- 2019.10.21
- 放課後の過ごし方
目の前に断崖絶壁がありました。
その頂上にタンポポの綿毛がありました。
それを見つけた子たちが、あれが欲しい!と登り始めました。
私ができることは見守ること。
ミッピーは高い所が得意ではなく、一緒には登りません。(これはみんな知ってること。これをするのはできる子に対して)
もちろんできないうちや、こんなことがあるからねと伝えるときは1番にやってみます。(サボっているわけではないんですよ笑)
その代わりに、引き返すことの大切さは常日頃伝えているのと、自分で何とかしないといけないことと、時間が許す限り色々な経験ができる環境を共に見つけ、実行しています。
この断崖絶壁。足元がすごく悪く、ちょいと登れば崖が崩れたりします。
安全第一ですから、見てるこちらは正直気が気じゃない。
でも、信じて待ちます。
どういうところが崩れにくいか、どのように足をかけたら登りやすいか、手はどうするか、彼らは知ってる。
それに、何かある前に、引き返す勇気も知ってる。
そう信じて、ひたすら待ちました。足をガクガク震えさせながら。
みんなが頂上まで登れたわけではありませんが、
引き返す勇気を持っていた。
自分の実力をちゃんとわかっていた。
適当に登っていたわけではなく、道を選択していた。
自分の実力を確認するために後ろを振り返りながら、戻る勇気も持ちながら、余裕を持って登っていた。
みんながそれぞれの実力に合わせ、行動したあと、私が感じたことは
この子たち、ちゃんと育っているんだな。
感動しました。
大怪我をしないよう、遊びの中から、生きる術を身につけています。
危ないからやめなさい。
この言葉ほど、危ないものはないとわたしは思います。
危ないと思うならば、命を守る実力を身につけれる体験をぜひさせてほしいです。
引き返す勇気と共に。
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