画伯の勇気
- 2019.11.02
- 子ども達の成長
画像の絵を描いたのは男の子。お化け屋敷に使う絵を必死で書いています。かわいいお化け達♡(g-kidsにはたくさんの画伯がいらっしゃるんですよ♡)
彼がg-kidsに来だした頃
真っ黒な絵、涙の絵をよく描いていました。
私はそんな彼をしばし観察。
涙や黒をどのタイミングで付け加えるか見ていました。
一生懸命描いたあと、しばらく自分で絵を眺めて誰かに見つかる前に真っ黒に塗りつぶしたり涙を描いたりしていました。
そんな様子をしばらく観察したある日、私は彼に
黒で全部色付けするなんて、何か一つのものすごく大切にしたい絵なんかな。ミッピーあなたが描いた絵、全部好きだな。
とコッソリ伝えました。
彼にとって、ほしかった言葉が
大切だよ。どんなあなたも好き。の二言じゃないかなと思ったからです。
それまで無表情で絵を描いてた彼が、それからみるみる笑顔で絵を描き出し、色をつけ、会話をつけ、面白い絵や表情豊かな絵を描いて、みんなを楽しませてくれるようになりました。
彼はg-kidsのムードメーカー。
2018年、g-kidsはじめての夏休みが終わる最後の日、思い出シェア会にて、一人一人に感想を話してもらう機会があって。
彼はトップバッターを選び、
「別に思い出ありませーん!」
そう言って座りました。みんなが発表している間、ずっと下をむいて、笑ったりはするけれど、心ここにあらずな様子。
最後にミッピーから一言話そうとした時に、彼が手を挙げて「ミッピー、感想やり直したい」と言いました。
彼がやり直した言葉は
「g-kidsにこれて本当に幸せでした。g-kidsは神でした!以上!」
顔を赤くして、涙をためて、勇気をだして言ってくれました。
それからは、自分の気持ちを伝えるときは最初から自分でやり直しのない発言をするようになって。
あのうつむいてた時間、何を考えてたのかわからないけど、彼がg-kidsで仲間と過ごしている姿は本当に幸せそうです。
g-kidsで、思い切りぶつかり合える仲間と出会えたからかな^_^
g-kids一人一人の物語も、これからゆっくりご紹介していきますね^_^